いわちゃん


私の弔辞聞いてくれた?ちょうじなんて言葉知らなくて、私、ちゅうじとかとうじとか言ってたんだよ。まさか自分が弔辞読むはめになるなんて思わなかったよ。でもいわちゃんの弔辞読めるのは私くらいでしょ?あんな大学ノートのはしきれだけど許してね。いわちゃんのお父さんお母さんに会えてよかったよ。ひかりちゃんにもあやねぇにも会えたよ。久しぶりにクラスのみんなや高橋先生にも会えて、嬉しいやら悲しいやらでおかしな一日でした。今日起きたら目が半分しか開かなかったよ!


また普通の一日が始まってるわけだけど、なんかいつもと違うんだよね。全然違う。先週の金曜日、いわちゃんのお母さんから電話があった時から世界が別の物になったみたい。分かるかな?それにもいつの間にか慣れちゃって、慣れちゃって、慣れちゃってまたいつか普通に戻るのかな。普通ってなんだっけ。もう思い出せないんだよね。


でも今日も今からバイトに行って来るよ。また書きます。